施設評価

今から、35年前、病院会の病院評価機構のメンバーとして、東大の教授と、全国の有名病院を見て回った。
その教授の鞄持ち、秘書をしていたのだが、大変勉強になった。
その教授が、私の耳元に囁くのだ。
これから、3日も、カルテを見る必要はないのだ。
入口を入って、ロビーの清掃状態を見ればわかる
壁の隅に綿埃があったり、ゴミが落ちていて、清潔感のない病院で良い病院はない。
ロビーの電気を消してあって、暗い病院は患者が来ていない。
廊下ですれ違う職員が、早足で忙しそうにしていても、こちらに、笑顔で会釈して過ぎ去る病院で、悪い病院はない、と。
特養ホームでも、保育園でもそうだと思う。
建物設備も、職員のサービスの質も両方必要
ハードとソフト。
今、東京の古い保育園の建物の修繕に、私が寄付をした。
そうしないと、建て替えの融資を受けられないし、職員のボーナスも払えない。
やむおえないが、これは、職員のためではなく、園児の為だ。
庭の遊具も、1番高価な滑り台を買った。
メロンのプレゼントだけでは、子供が許してくれまい。
親を入れたい病院も作った。
自分が入りたい老人ホームも沢山ある。
次は、職員が自分の子供を入れたい保育園。
本当は、僕も、泰成君に戻って、入園したい。
年齢制限を撤廃して欲しい。

2022.08.20 湖山泰成